あ行【い】の用語
- イギリス張り
小口タイルと2丁掛けタイルを一段ずつ交互に張る方法。
- 異形鉄筋(イケイテッキン)
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鉄筋とコンクリートの付着を良くする為、表面に節状の突起がある鉄筋のこと。
規格の違い(降伏点等の違い)により、SD295A、SD345などに分けられ、呼び名(公称直径の違い)により、D10、D13、D16、他いろいろある。 - 一文字葺き
屋根の葺き方の一つで、屋根の水平方向が一直線上につながるようにした葺き方。
- 1階根太
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床仕上げの下地骨組みで、大引の上にのせ床を支えます。
根太の両端は土台または、根太掛けにのせます。 - 1階床組
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1階床組は、一般に束を立てる床組(束立て床)です。これは、床の防湿と床の高さを保つために用います。
住宅の居室では、直下の地面より45cm以上の高さにするよう建築基準法で定められています。 - 生き節(イキブシ)/死に節
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生き節・・・木材の相互密度が強く組織が強固に密着している節を言う。
死に節・・・生木のうちに、枝打ちや枯れた枝は、板や柱に製材された時節が抜けて穴が空いたり全く光沢もない節となる(強度も低下する) - イスカぎり
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水盛り遣り方なの時に打ちこんだ杭の頭の加工・・・水盛り後に杭を外部から叩かれたりして、
変形された場合など確認出来る様に工夫された加工。 - 板床(イタドコ)/畳床
床板・・・段のある框床/蹴込床など板が使ってある床の間の、ゆか
畳床・・・畳(ゴザ)が敷いてある床の間の、ゆか(一部下段が板の場合もある)- いちころ (一発仕上)
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本当は数工程も掛けて仕上る仕事を一回の工程で仕上げてしまう事。
- 一文字瓦(イチモンジカワラ)
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軒先に使う瓦で瓦の下端が一直線に葺き上がるもの。
- 一本引き(イッポンビキ)/片開き
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一枚の引き戸の事(チリ引き/一本引き/方引き/片開き/観音開き)
- 糸裏/ベタ裏
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鉋やノミの裏の部分を言う・・・裏は凹面になっているが少しの部分、先端の平らになってい部分を裏と言うがその部分が少ないほど糸裏で面積が多いのはベタ裏と言う(鉋は叩き出して裏を出すが、ノミはしっかり擦って裏出しをする…俗に鉋の糸裏ノミのべた裏とか言う言葉がある)。
- 糸面(イトメン)
角材を仕上た後に角を細く削り取り面を付ける事(糸面5厘面程度まで、その他大面等もある)
特殊面(飾り面)その他額縁や化粧枠などに用いる、ギンナン面等様様な面がある大面。- 田舎間(イナカマ)
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基準尺の一つ・・・田舎間/京間/関東間などあり、その地方によって一間(関東間では6尺が一間)の寸法は様様で、京間などは一間が6尺5寸もあったりしても一間と言う。
- 稲子(イナゴ)
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竿ぶち天井板板の重ねに隙間が空かない様に用いる裏面の細工の事。(重ねの上側を蟻や、メチを貼って差し込むようにして止める工法)
- 芋目地(イモメジ)
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タイル、ブロック、石貼りレンガ貼り等の繋ぎ目種類・・・繋ぎ方が縦横十文字に揃っている施工法。(他に、レンガ目地などのある)
- 入中(イリナカ)
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規矩術(差しがね使い術)桁芯を隅木の上場に記す墨
隅木に纏わる用語・・・平勾配/隅勾配/半勾配/返し勾配/山勾配/入中/出中/短玄/長玄/玄/中勾/這いつけ垂木/三合墨/等など複合して済み付けに応用する。)詳しくは:隅木墨付け - 入り母屋(イリモヤ)
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屋根の形状の一つ(同じ形状でも数奇屋風や書院風など、仕様は色々ある)詳しくは:隅木墨付け
- 入炉(イロリ)
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お茶室等で畳の中に炉を切ったるするが、切り方にも流儀がある。
- いも
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ホゾやメチ等使わず簡単に切った材をそのまま取りつけ作業する事。
- 板目(イタメ)
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木材の原木を年輪の接線方向に挽いたときに現れる板模様(一般的に効率が一番良く取れるので板目の材が多い)
- 一間(イッケン)
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尺貫法(長さ)建築長さの基本(1間6尺→1820mm)
(耗/厘/1分/1寸/1尺/1尺5寸/3尺/6尺等が基本倍率として応用する事が多い)
関東間(6尺)や関西間/京間(6尺5寸など、、)など地方により一間でも実質的の長さが違う